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高校の調査書が大きく変わることを知らないと損をする

高校の教育現場は今非常に混乱しています。
文部科学省の高大接続改革の影響を受けているからです。
大学入試の際に提出する調査書はこれまで教諭が全て記入してきました。
それに対し、今の高校一年生からは高校生自らが自分の活動を報告し、教諭がそれをエビデンスに基づいて承認する形となったのです。
私立の高等学校であれば情報システムを構築し、生徒に報告させ、教諭が承認するシステムを容易に構築できるでしょう。
しかし、公立の高等学校ではそのような予算的余裕はありません。
また、そもそも大学入試に提出する調査書が大幅に変わることを教諭に理解させる段階でつまずいている公立高校も少なくありません。
日本の家庭にはまだまだ私立の高等学校に通わせる余裕のない家も多く、そうした公立高校の高校生達は知らない間に私立の生徒に大きな溝を開けられてしまっているのが現実です。
今の高校一年生が受験期を迎える2年後にこの問題が一気に噴出することが親としては心配でなりません。

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